(6)達弥西心のわかりやすい話「不動産」

達弥西心のわかりやすい話「不動産」

●みんなふるさとが好きなんだ - HMU 達弥西心

以前、私はある市に住んでいた。住宅会社の支店長をやっていた。基地のすぐそばの町に6棟の建売住宅を計画した。飛び立つジェット機の騒音で会話もままならない場所だ。その計画にまわりの者はこぞって反対した。部下の営業社員たちも渋った。売れないのではないかと心配したのだ。

私には、ふるさとは住みたい場所、いまは帰れなくても忘れられない場所、という強い思いがあった。

チラシ広告に「いいとこみ〜つけた、○○町」とデカデカと大きく太くコピーを刷り込んで新聞朝刊に折り込んだ。まだ建築も始まっていないただの空き地での売り出しは、朝一番の現地受付開始後、わずか30分間で6棟すべてを完売した。営業担当者が現地に着いたときには新聞チラシを見た地元の人がすでに並んでいたという。

みんな言葉には出さないけど、自分が住んでいるところ(ふるさと)が好きなんだ、そこ(ふるさと)に、自分の好きな人を呼び寄せたいんだ、と、しみじみ思った。

ふるさと、基地、とくれば政治につながりそうだが、まったく関係ない。うれしいことが大事、わかりやすいことが大事だと思っている。

●天からの一時的な預かりもの - HMU 達弥西心

「自分の足元の土地くらい自分のものにしたい。でも土地は地球がある限り、自分が生きている間、借りているもの。そう思えば、権利を振りかざして、他人に迷惑かけてまで手に入れようと思わない」。

こう言われたお客さまがいた。

相続ができていない土地で所有者の移転ができず困っていたとき、この言葉ですんなり取引が成立した。

不動産は読んで字のごとく動かせない財産のこと。生きている間、一時的に所有し、借りているもの。残していくものではない。しがみつくより手放していけるような使い方をすれば、みんなが幸せになれると思う。

時代にあった活用の仕方、その時の所有者の活用法で瞬間的にも輝ければとても幸せだと思う。こだわらずに売る、もしくは貸す。さらにはあるものに手を加えて、新たな人たちに渡していく。これは会社創業以来の基本的理念だ。

「子孫に美田を残さず」という言葉があるが、全国で『家の跡取りは長男とは限らない』という講演をして回っている私は、こう解釈している。「一生を終えて後に残るのは、自分たちが集めたものではなく与えたものであるのがいい」と。

●ブームに乗れない(7/7) - HMU 達弥西心

その一週間か二週間後、「このバブルはおかしい」という特別番組をテレビでやっていて、それで一気にシューッとしぼんでいったのです。バブルがはじけたのです。

私はお金を借りなくてよかったなと思いました。何か、あの時に絶対に手を出してはいけないという感じが自分の中にありました。はじけるに違いないとずっと思っていましたが、その一方で不動産好況最盛期だというのに、自分がそういう中にのめり込めないわけで、自分は不動産業の経営には不適格だと、どこかで思っていました。

●ブームに乗れない(6/7) - HMU 達弥西心

ずーっと市内の不動産屋さんを回ったがそういう意見は一人も一軒もなかったので、テレビに出てそのことを話してくださいと言われたのですが断りました。私は他の不動産屋さんとの仲がいいわけでもないし、そんなことをしたら水を差すことになりますから「私は出ません」と言ったら、その記者は「残念ですねぇ」と言って帰っていきました。

●ブームに乗れない(5/7) - HMU 達弥西心

そんな折、地元テレビ局のある記者がきまして、「いま不動産屋さんをずっと回っているんですけど、不動産屋さんはみんなまだまだいけるって言っているんだけれども、あなたはどう思いますか」と聞かれたので、私は「これはもう時間の問題だと思います。マンションはたくさん建っているけれどこの町の人口は増えていないし、中で繰り合いしているだけで、間もなく絶対にこれは止まりますよ。外の金が入り込んでいるだけの話であって、この街に人は入っていません」と言ったら、その記者が自分もまったく同じ考えだというのです。

●ブームに乗れない(4/7) - HMU 達弥西心

ところが銀行さんは「お金貸しますから絶対に買った方がいいですよ、かばんを持って動き回る営業はおしまいですよ」なんてことを言っていたのです。「おたくだったら、いくらでも貸します」と。

「いや私のところは結構です」と断り続けていました。

●ブームに乗れない(3/7) - HMU 達弥西心

オーナーは住まないのにどんどん建ってくると、入居者はいますが近所の安いアパートに住んでいる人たちがここに移動しているだけの話であって、働く場所もないし人口が増える理由がない、人口増は無理だと思っていたので、私はこのバブルはいずれはじけるとずっと思っていました。だから専念できないところがあったのです。

●ブームに乗れない(2/7) - HMU 達弥西心

というのも、私は市役所に行って人口の動きを見ていたのです。10年間毎月掲示板の人口の増減状況を見ていました。人口はほとんど変わらない、10年間ほとんど増減のない町なのです。そこに突然マンションが建ったからといっても、そのマンションを買う人たちはそこに住むわけではないのです。都会にあったものを売った人とか、首都圏のものを売って余ったお金でこっちにも一応財産として持っておこうという感じで、完売はしていましたがその人たちはそこに住まずに貸すのです。

●ブームに乗れない(1/7) - HMU 達弥西心

そのころ世はバブル経済の上昇期でした。そのバブル最盛期に、私は不動産業に専念できなかったことがありました。とにかくどんどん、どんどんビルが建ってくる、マンションが建ってくるのですが、なぜか専念できなかったのです。

●幸せの住まいづくり のその先(9/9) - HMU 達弥西心

会員制のサロンです。(このサロンはその後、私がなぜか突然嫌になって交流会を解散し閉鎖してしまうのです。いま思えば達弥西心への準備のための別れだったのだと思います)
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