（６）達弥西心のわかりやすい話「不動産」

そうやって経営を始めて、自分がセールスマンとして鞄を持っているうちは何とかできたのです。

私は、正直なところ、なった後すごく後悔しました。後悔して、どうやって辞めようかと思っていました。

確かに、経営者になろうとしたら、簡単になれるのです。

ということで、この「経営」というものは、取り組めば取り組む程、深いのだと思います。

自分の人生は隣の人が決めるのではない。誰かに相談するのではない、と思い始めました。

「人生経営」のベースはどこにあるのかというと、やはり自分の人生を自分で決めて自分で生きる、自分がどの道を行くのかは自分で決めるということにあります。

そうやって考えてくると、住宅会社の支店長時代、私は経営によく似たことをやっていたけれども、経営をやっていたのではない、ということを痛切に感じたのです。

いくら入ってくるかわからないのに、いくら出すのか、これは社長の腹積もりということです。

では、いくら出したらいくら入ってくるのか、です。

宣伝広告しないといけない、最初に仕掛けるお金を先に出さなければならないといけないと思いました。