将来は国に帰って政治家か、そのまま外国に留まって多国籍企業の経営者になりたい。その勉強のためにこの後すぐにオーストラリアに渡るんだと夢を語る彼に、私は思わず「がんばってください。期待していますよ」と言いました。すると彼は、「期待されても困りますよ。将来はどうなるか分からないもの。それに私の人生は私のものですから、期待されてもあなたの期待通りになるかどうか分かりませんよ」と、真顔で応じるのです。